20220908

昨日は待ちにまった自分(ヤマシタタツヒト)も所属する全国ヤマタツ会(架空の団体です)会長の山下達郎師匠(笑)のライブに名古屋センチュリーホールに初めて行ってきた。

一般発売でチケットをとったので席の善し悪しにはまったく期待していなかったのだが何故だか奇跡の1階の9列目という良席で今年の運はすべて使い果たしたという思いでライブに臨んだ。

まず何より開演して達郎さん本人が出てきたことに感動した。

今まで動いている山下達郎を映像や動画として観たことがなかったので「実在したんだ。。。」っていうことを確認できたことに感動してしまった。

ライブ本編はバックバンドの卓越した演奏力はもちろんのこと、達郎さんの歌唱力、声の張りや伸び、ギターのカッティング、アカペラ、まるでラジオのようなトーク、盟友・大瀧詠一さんのカバー等、

3時間に及ぶライブがマジであっという間に過ぎ去って行った。

普通だと3時間に及ぶライブとなると、どうしても中だるみしそうなものだが、

構成もじっくり練られているのであろう、まったくダレることが無かった。

達郎さんほどの大物アーティストならもっと適当にやっても客は入ると思うのだが、

妥協を一切許さない「音の職人」と言われる所以が十二分にわかった。

これを記している今も昨日の音の余韻に浸りながらキーボードをたたいている。

10年前の自分なら絶対行くことは無いライブに行って今まで観たライブのなかで5本、いや3本の指に入るくらい素晴らしいライブだった。

こんなことがあるから音楽は果てしなく広く深い。

だから音楽を求める旅は一生やめられないんだろうなぁ、と終演後にひとり金山の立ち飲み屋で酒を飲みながらニヤッとしていた。

そんな9月8日。

9月8日は愛する息子の22回目の誕生日だったがパーティーせずにライブに行ってしまう父を許してくれた息子にも感謝。